SS9100

概要
IP CONVERGENCE Server SS9100とは
IP CONVERGENCE Server SS9100(以下、SS9100)とは、IPテレフォニーと業務アプリケーションを連携させることにより、お客様企業のコミュニケーションを革新・高度化し、業務プロセスの効率化や情報の共有を実現するソリューションです。
ソフトフォン、IP多機能電話機、モバイルIP電話機、アナログ・多機能電話機などの各種 テレフォニー端末をIPネットワーク上に統合するとともに、IP CONVERGENCE Server AS8700(以下、AS8700)と連携することで、快適に業務を進めるためのコミュニケーション手段「Adaptive Communication」を提供します。

IP電話(IPテレフォニー)
SS9100はSIPを採用したIP電話機やソフトフォンはもちろんのこと、FOMA/無線LANデュアル端末、 従来のH.323に対応したIP電話機、さらにはアナログ・多機能電話機や構内PHSのような多種多様な端末を収容することにより、多彩なワークスタイルの構築が可能です。
モバイルセントレックスによるフリーアドレス環境を構築
企業内には営業部門をはじめとして、社内外を頻繁に移動するようなワークスタイルを持つ部門が存在します。しかし、従来のPBXでは、デスクと同等の環境を社外や会議室で提供することは困難です。この業務環境のギャップが、業務遅延やビジネスチャンスの損失につながるケースがあります。
業務環境のギャップにはたとえば以下のようなものがあります。
- 社外や会議室では、社内から電子メールを受け取ることができない。
- 社外や会議室から、社内イントラを参照できない。
- 社外や会議室では、社内からの電話連絡を受け取ることができない。
- 社外用/社内用でいくつもの電話端末を使い分けなければならない。
SS9100では、FOMA/無線LANデュアル端末を使ったフリーアドレス環境の構築を可能とすることで、社内外の"スムーズ&シームレス"なコミュニケーションを実現します。

アナログ・多機能電話機、FAX、構内PHSを収容
新しいネットワークシステムに移行する際には、配線が重要な課題となるケースが多くあります。構内PHSを利用する工場、既設の電話線しか使えないフロアなど、LANが配線できない場所にはIP電話機を設置することができません。
SS9100では、IP対応遠隔回線ユニット「IP-LTU」を設置することで、アナログ・多機能電話機や構内PHS、FAX、公衆アナログ・ISDN回線などの収容を可能にし、既存資産を活かした"スムーズ&シームレス"なシステムへの移行を実現します。

企業内IPセントレックスへの段階的な移行を実現
各拠点で稼動しているPBX/ビジネスホンは、リース契約期間がそれぞれで異なる場合が多いため、全ての拠点のシステムを企業内IPセントレックスへ一斉に移行することは困難です。
この課題を解決するために、「BV1270SIP」や「BV1600SIP」をはじめとする多彩なSIP対応VoIPゲートウェイをご用意しています。
これらのゲートウェイ装置を使用することにより、拠点によって異なる既存のPBX/ビジネスホンの更新時期に合わせて、経済的・効率的なシステムの段階的移行を実現します。


BV100SIP-TA
BV1270SIP
BV1600SIP
サバイバル機能により障害時のサービスを継続
企業内IPセントレックスは、交換機能を持つIPテレフォニーサーバー(SS9100など)が全内線の呼制御を集中して処理する構成です。そのため、サーバーの障害や設置拠点の停電によるサーバー停止の影響範囲が、全社におよぶケースが少なくありません。
このような通信システムの停止は、企業活動の停止を招くため、ビジネスチャンスなどに多大な損失を与えます。
SS9100では、サバイバル機能を搭載したサーバーや回線ユニットを支社などの拠点に設置することにより、サーバーの障害や停電に起因するサービス停止を回避し、拠点内の内線通話および外線通話の継続利用を可能とします。
既設のH.323資産を有効活用した移行が可能
VoIPゲートウェイを使用して、拠点間のIP電話環境を構築している企業が増えています。しかし多くの場合、既設のVoIPゲートウェイは、H.323というプロトコルを使用しています。
このため、企業内IPセントレックスと親和性のあるSIP(Session Initiation Protocol)を使用するネットワークシステムとはプロトコルが異なり、そのままでは接続することができません。
この課題を解決するために、インターワーキング・ゲートウェイ「BV8000IWG」をご用意しています。
H.323とSIPのプロトコルの相互変換を実現することで、既存の設備を有効に活用した"スムーズ&シームレス"なシステム移行を実現します。

システム運用管理の時間とコストを大幅に削減
従来の通信システムは、拠点ごとにPBX/ビジネスホンを設置して構築されてきました。
しかし、このような分散型の形態では、拠点ごとに装置を運用・管理する必要があり、そのために多くの時間とコストが発生します。
SS9100は企業内IPセントレックスと親和性のあるSIPに準拠した、ソフトウェアでIP-PBX機能を実現するサーバータイプの装置であるため、従来分散して設置されていたシステムを集約し、“スムーズ&シームレス”なオペレーションを可能にすることで、システム運用管理の時間とコストを大幅に削減します。

高音質IP電話「eおと(いいおと)IPフォン」の利用が可能
OKIが開発した、臨場感のある音質を実現するIP電話技術「eおと」では、人の声(アナログ)の信号をIPパケットに変換する際に、変換する対象となる人の声の周波数帯域幅を大幅に広げることで、高品質な声の伝達を可能にしました。
これにより従来のIP電話では考えられなかった“聞き取りやすく、近くで話しているような臨場感のある音質”を実現しています。
SS9100では、この「eおと」を採用したIP多機能電話機「eおとIPフォン」や、ソフトフォン「Com®WILL」を利用することにより、聞き間違えによるストレスなどの少ない"スムーズ&シームレス"なコミュニケーションを実現します。

大きく広げた伝送する音声周波数帯域の範囲
システム構成
ネットワーク構築例

システム構成機器
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- IP CONVERGENCE Server SS9100
- 1サーバーで5,000台、システムで数万台の電話端末を収容、さらには基幹業務アプリケーションとの連携を可能とするSIP対応ソフトスイッチです。
- IP CONVERGENCE Server AS8700
- Presence View、Contact Captureなど、業務上のコミュニケーションを効率化する「Adaptive Communication」機能を提供するアプリケーションサーバーです。

- IP CONVERGENCE Gateway
- 公衆電話回線、アナログ/デジタル内線電話端末、PHS端末などの非IP電話端末を収容すると共に、サバイバルボードを搭載することで、ネットワーク障害やサーバー停止等の障害時に、サバイバル機能を提供する回線収容ユニットです。
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- FOMA/無線LANデュアル端末
- 社外では携帯電話、社内では無線LANを使用した内線IP端末として使用することが可能です。

- Meru Wireless LAN System
- FOMA/無線LANデュアル端末を収容する無線LANシステムです。無線LAN上での音声・データ統合、高度なセキュリティ、管理の集中化を実現します。

- MKT-IP(eおとIPフォン)
- 従来の公衆電話網の音質を遥かにしのぐ、高音質を実現したIP多機能電話機です。
聞き取りやすく、近くで話しているような臨場感のある音質により、聞き間違いによるストレスのない会話を実現します。

- スーパーホンIP
- SS9100が提供するSIP環境に対応した電話機です。音声品質を確保するためにIEEE802.1p/Qに対応しています。
また、IP端末の標準給電規格であるIEEE802.3afにも対応しているため、LANケーブルによる給電が可能です。

- IP-CS「UF7200IP」
- LANに接続するIP対応の構内PHS基地局です。通話頻度に合わせた移設・増設がしやすく、管理・設定を容易にします。

- MNO 給電(PoE)スイッチ「Switch-M12PWR/M24PWR」
- MKT-IPやIP-CSに給電する、IEEE802.3afに対応したLANスイッチです。IEEE802.1xサポートによるユーザー認証(セキュリティ機能)を標準で装備しています。
諸元
IP CONVERGENCE Server SS9100
| 機種名/タイプ | SS9100 | SS9100 Type M |
|---|---|---|
| 収容数(※1) | ||
| 総ポート数 | 最大5,000ポート | 最大500ポート |
| IP対応 構内PHS基地局 |
最大255台 | 最大64台 |
| IP遠隔ユニット (IPLTU) |
最大255台 | 最大12台 |
| プロトコル | SIP、独自、H.323 ※H.323はBV8000IWG経由で収容 |
|
| ネットワーク インターフェース |
10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T (自動認識) |
10BASE-T 100BASE-TX (自動認識) |
| 冗長部(※2) | 電源、ファン、HDD、メモリ | HDD |
| 設置形態(※3) | ラック(2U) | ラック(3U)、床据置 |
| 入力電源 | AC100V | |
| 外形寸法(W×D×H) | 445(W)×661(D)×86(H)mm | 横置き:342(W)×348(D)×100(H)mm 縦置き:100(W)×348(D)×342(H)mm |
| 重量 | 約27.2kg | 約8.5kg |
- ※1 収容数はそれぞれの最大値であり、搭載方法や組み合わせにより変動します。
- ※2 記載の内容は筐体単体の冗長部です。サバイバルサーバーまたはサバイバルゲートウェイによりネットワーク障害時のサービス継続が可能です。
- ※3 ラックは19インチラックを示します。
IP遠隔ユニット
| 機種名/タイプ | IPLTU | IP CONVERGENCE Gateway | |
|---|---|---|---|
| 96 | 48 | ||
| 収容数(※1) | |||
| 構内PHS基地局 | 40台 | 96台 | 24台 |
| 内線:アナログ | 128ポート | 192ポート | 24ポート |
| 内線:多機能 | 128ポート | 192ポート | 24ポート |
| 局線:アナログ | 128回線 | 192回線 | 24回線 |
| 局線:ISDN(64K) | 64回線 | 48回線 | 12回線 |
| 局線:ISDN(1.5M) | 5回線 | 12回線 | 3回線 |
| プロトコル | 独自 | ||
| ネットワーク インターフェース |
10BASE-T/100BASE-TX(自動認識) | ||
| 設置形態(※2) | ラック(8U)、床据置 | ラック(3U)、床据置 | |
| 入力電源 | AC100V | ||
| 外形寸法(W×D×H) | 430(W)×500(D)×354(H)mm | 430(W)×500(D)×132(H)mm | |
| 重量 | 約43kg | 約11kg | |
- ※1 収容数はそれぞれの最大値であり、搭載方法や組み合わせにより変動します。
- ※2 ラックは19インチラックを示します。
IP多機能電話機
| 機種名/タイプ | マルチ・キーテレホンIP/20DK02/DK-W |
|---|---|
| フレキシブルキー数 | 20個 |
| ワンタッチダイヤル | 10ボタン、20箇所 |
| ディスプレイ表示 | 16桁×2行(漢字、カナ、英数表示) |
| プロトコル | 独自 |
|
ネットワーク インターフェース |
LANポート×1、PCポー ト×1 (各10BASE-T/100BASE-TX自動認識) |
| 音声圧縮符号化方式 | G.711/G729a/G.723.1/G.722(DK-Wのみ) |
| QoS制御 | IEEE802.1p/Q |
| 給電方式 |
OKI独自給電、ローカル給電(ACアダプター)、 IEEE802.3af標準給電(※) |
| 外形寸法(W×D×H) | 190(W)×243(D)×115(H)mm |
| 備考 | DK02は標準給電対応、DK-WはeおとIPフォン対応 |
- ※20DK02のみ
スーパーホンIP
| 機種名/タイプ | スーパーホンIP |
|---|---|
| ワンタッチダイヤル | 5ボタン、10箇所 |
| ディスプレイ表示 | 16文字2行、カナ、アルファベット表示 |
| プロトコル | SIP(RFC3261)、SDP(RFC2327) |
| ネットワーク インターフェース |
LANポート×1(10Base-T/100Base-TX自動認識) RJ45コネクタ |
| 音声圧縮符号化方式 | G.711u/A |
| QoS制御 | IEEE802.1p/Q、ToSフィールド設定 |
| 給電方式 | IEEE802.3af標準給電、ローカル給電(オプション)(※) |
| 外形寸法(W×D×H) | 120(W)×190(D)×46(H)mm |
| 重量 | 約820g |
- ※AC90V-240V入力、5V出力、消費電力4W
IP対応PHS基地局
| 機種名/タイプ | UF7200IP |
|---|---|
| 使用可能範囲 | 屋内:半径約30~50m/屋外:半径約100~150m |
| 無線周波数 | 1.9GHz |
| 同時通話可能数 | 最大3 |
| プロトコル | 独自 |
| ネットワーク インターフェース |
10BASE-T/100BASE-TX(自動認識) |
| 音声符号化圧縮方式 | G.711/G.723.1/G.729a |
| 給電方式 | IEEE802.3af標準給電、OKI独自給電 ローカル給電(ACアダプター) |
| 外形寸法(W×D×H) | 190(W)×52(D)×147(H)mm(※) |
| 重量 | 約460g |
- ※アンテナ・突起部など除く
- ※「FOMA/フォーマ」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
- ※「MNO」は松下ネットワークオペレーションズ株式会社の略称です。
- ※ CONVERGENCE、IPstage、DISCOVERY、e音IPフォンは沖電気工業株式会社の登録商標または商標です。
- ※ このページに掲載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。